「良いご提案でした」で、終わってしまう。コンサルティングやエンタープライズの現場で、そんなもどかしさを感じたことはないでしょうか。分析し、構想を描き、資料にまとめる。けれど、実装と成果に踏み込む前に、プロジェクトは次の案件へ——。
AZOO(WASIMIL)が新しく立ち上げる「デプロイメント・ストラテジスト(以下、DS)」は、その真逆に立つ職種です。ひとことで言えば、ホテル運営の“チェンジエージェント” ── 提案で終わらせず、AIを現場で動かし切る人。まだ社内に1人目もいないポジションだからこそ、この記事は「なぜこの職種を新設するのか」という設計思想からお伝えします。
なぜ「デプロイメント・ストラテジスト」を新設するのか
私たちのミッションは「データ×AIで観光立国をする」ことです。インバウンドという追い風のなかで、宿泊業の現場はいまだ紙・エクセル・人の記憶に支えられ、深刻な人手不足に直面しています。そこに私たちは、ホテル業務を一気通貫で支えるプロダクト「WASIMIL」と、業務そのものを自動化するAIエージェント「Kanko AI」を届けています。
ただし、ソフトウェアは「導入したら成果が出る」ものではありません。AIを“入れました”で終わらせず、実際の業務フローに乗せ、運用が変わり、数字が動くところまで踏み込む人がいて、はじめて価値になります。この「最後の1マイル」を担うのがDSです。Anthropic や OpenAI が Forward Deployed Engineer(FDE)と呼び、LayerX が Ai Workforce 事業で Deployment Strategist と呼ぶ役割を、私たちは宿泊業というバーティカル(業界特化)領域で担います。
DSの仕事 ── 4つの領域
DSの仕事は、次の4つの領域を行き来しながら進みます。“提案する側”ではなく“作る側”に立つ、という一貫した姿勢が共通しています。
- ホテル導入支援:導入ホテルの現場に入り込み、WASIMIL・Kanko AI を実際の業務フローに乗せ切る。“入れて終わり”にせず、運用が変わり成果が出るまで並走する。
- WASIMIL・Kanko AI への還元:現場で得た課題や改善点をプロダクトへフィードバックし、次の導入がより速く効く形に磨く。現場とプロダクトの“翻訳者”になる。
- チェーン横断のソリューション化:1施設の成功を、チェーンや複数施設に展開できる“型”へ昇華する。属人的な導入を、再現性のある仕組みに変える。
- 経営パートナー化:現場運用にとどまらず、ホテルの経営課題(人手不足・収益性)にAIで踏み込み、経営の意思決定に伴走する。
CS(カスタマーサクセス)と何が違うのか
「それはCSと同じでは?」とよく聞かれます。重なる部分はありますが、担う範囲が異なります。
| カスタマーサクセス | デプロイメント・ストラテジスト | |
|---|---|---|
| 主戦場 | 既存契約の活用・継続支援 | 導入の設計〜現場実装〜型づくり |
| ゴール | 使い続けてもらう | 成果が出る仕組みをつくる |
| プロダクトとの関係 | 要望を届ける | 現場知見を実装に還元する |
| 経営との距離 | 主に運用担当と | 経営課題にまで踏み込む |
CSが「使ってもらう」ことに責任を持つとすれば、DSは「成果が出るところまでつくり切る」ことに責任を持ちます。
“提案する側”から“作る側”へ
DSに最も必要なのは、複雑な現場の課題を構造化し、関係者を巻き込んで実行し切る力です。戦略コンサル、エンタープライズCS、SaaSセールス——そうしたキャリアで磨いた力は、そのままDSの武器になります。足りない業界知識やエンジニアリングは、現場に入りながらチームで補完していきます。
「提言で終わる仕事」から卒業したい。AIの社会実装に、当事者として関わりたい。そんな方にとって、型がまだない立ち上げ期のDSは、またとない場所だと考えています。
まずは、応募の前に気軽に話しましょう。登録も履歴書も要りません。



